精神科デイケア 看護師～認知行動療法について

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精神科デイケア 看護師～認知行動療法について

精神科デイケア 看護師の認知行動療法とは、精神科デイケアのプログラムのひとつです。精神科に馴染みのない方には聞きなれない言葉かもしれませんね。

認知行動療法は重要な治療プログラムの一つなので、精神科デイケアに興味のある方にはぜひその内容を知ってもらいたいです。

精神科デイケア 看護師～認知行動療法ってどういう意味？

精神科デイケア 看護師の認知行動療法とは精神科デイケアの治療プログラムのひとつであり、認知（ものの見方、考え方）と行動を学習し変化させていく事によって、疾患の症状をコントロールしていくという治療方法です。

うつ病、躁うつ病、統合失調症、アルコール依存症など様々な疾患に、それぞれの疾患に合った認知行動療法があります。ＳＳＴ（生活技能訓練）も認知行動療法の一つに分類されます。

認知行動療法の具体的な例をいくつかあげたいと思います。

うつ病の患者さんの場合

うつ病の患者さんでは物事を悲観的に捉えてしまい、コミュニケーションスキルが低下する場合が多いです。

他人と対話するときに過剰な緊張を伴っている場合は、緊張している事が恥ずかしい、嫌われてしまうという思考になり（認知）、不安になり、他人と話せなくなってしまします（行動）。

そのような場合まずは認知を変えるように働きかけます。「緊張していることが恥ずかしい」よりも「緊張する事は別に恥ずかしくない、嫌われてもいいんだ」という考え方がより良い事を提案します。

認知が変わると不安な感情が和らぎ、他人と話せないという行動も変化していきます。

アルコール依存症の患者さんの場合

アルコール依存症の患者さんでは、お店でアルコールを見たときに、飲んだら気持ち良く酔えるだろうなという思考になり、飲みたいという感情が起こり、買って飲んでしまうという行動が起こります。

そのような場合、行動を変えるように働きかけます。お店のアルコールを売っているコーナーに寄らないなど対策をとるよう提案します。

もしうっかり目に入ってしまった場合、認知を変えるように提案します。お酒を見ても自分は病気のせいで大変な目にあったことを思い出すようにしてもらいます。

このように、認知や行動を変化させていく事が認知行動療法の目標になります。

精神科デイケア 看護師の認知行動療法における役割

精神科デイケアの看護師は認知行動療法にどのようにして、関わっていけばいいのか？について説明したいと思います。

物事が起こった時人は、思考し、感情が起こり、それに基づき行動が起こります。そのプロセスを患者さんと一緒に看護師が分析しより良い方向へ導いていきます。

患者さん同士の意見交換を促すことも重要になってきます。同じような症状を持つ患者さん同士の関わり合いは、時には看護師よりも影響力があります。

しかし、患者さんの心と行動の癖をより良い方向に導いていくのは、簡単な事ではありません。認知行動療法を行ってすぐに効果が出るという場合は非常に稀で、長い年月をかけての関わりが必要になります。

看護師は、患者さんの長い年月の認知行動療法の記録を残すようにします。患者さん自身で振り返れるような形が望ましいです。

その中で患者さんがどう変化していったかを観察し、分析して患者さんの回復の度合いに合わせた関わりをしていく事が精神科デイケア看護師に望まれることです。

精神科デイケア 看護師～認知行動療法について知ったらあなたはもう精神科デイケア看護師！

精神科デイケアの看護師が認知行動療法を通して患者さんと関わるのはとても奥が深いと思います。その分、患者さんの成長や回復を見られた時には、大きな喜びを感じます。

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